不器用な男が適当に説明を読んでステレオアンプのパーツを交換してみたら

ぱっと見たところ、虫の死骸を集めたコレクター風の写真で、
閲覧注意とでもいうのであろうか(呪いのビデオ風)。


これはネジです。


英訳の模範文みたいな響きがしたので、
英語でも言ってみよう。


This is a neji.


かの有名な哲学者が言っていた発言を思い出した。


人生とはねじである。
緩めるときは緩め、きつく締めるときは締める。
緩急をつけることこそが重要なのだ。
ときにはバカになったり、
ときにはハマらなかったり、
−になったり、+になったり。


もちろんこんなこと哲学者が言うわけもなく、
私が思いつきで書いているだけなのだが。


愛用していたアンプの調子がすこぶる悪い。
セレクターを切り替える度、断末魔の叫びのように「んごおおおおお」と悲鳴をあげている。
そもそも断末魔の叫びを聞いたことはないが。


適当にネットで原因を調べてみたところ、
モーター周りのOリングってやつが劣化しているので、
それを交換すればよいといった説明が書かれていた。
不器用で大雑把な性格をしている私ですら、これならできると確信した。


ということで分解した結果、
冒頭のねじの画像につながる。
こんなにもたくさんのねじを外したのは、
37年間生きてきて、初めての経験かもしれない。


問題のOリングです。
外したときは、ゴムが切れていなかったのですが、
「お前が伸びきってしまったせいで、音楽が聴けなくなってしまったではないか」
と思ったら、むしょうに腹が立ってきたので、
主従関係をはっきりさせる意味もこめて、
力任せに引っ張ったところ、「パチッ」という気持ちのよい感じではなく、
「ヌメッ」と弱々しく切れてしまったので、なんだか少し罪悪感がわいてしまった。
何年使ったから分からんけど、「お疲れ様でした、黒いゴムさん」と頭の中だけでそっと合掌した。


そして、画像上にある新しいやつを東急ハンズにて購入。
アマゾンで買ってもよかったんだけど、
発送まで数日間待つことが耐えられなくて、
いち早く直したいという欲を叶えるため、
今日わざわざ新宿に行ってきた。


若干サイズが違うけど、
すぽっとおさまったので、
確信した。


これは、見事に直った。
きっと嫁からもこれで見なおされるはずだ。

「あなた、素敵ね」
「機械(メカ)に強い男って、かっこいいわ」


って言われるよ、絶対。
いままで嫁からそんな言葉、一度も言われたことないけど。
やべーな。
どうしよう。
ひさびさにほ




ここで、キーボードが今までみたことない、
おかしな挙動をし、「ほ」から先が入力できなくなったので、
ひとまずブログを保存しておいた。
そして、キーボードをたたくたびに、関係ないwindowが次から次へと開いたので、
やむなくパソコンを再起動。


調子に乗ったわたしに、嫁の生霊が怒り出したのかもしれない。
なので「ほ」から先に触れるのは避けることにした。
(ネタではなく、ガチで起きた挙動。再起動したら直ったけど、なんだったんだろうか)


ねじをはめ直すのが
面倒くさかったけど、


いざ!



スイッチオン!
(てか画像使いまわしだけど)


あれっ。


おかしい。


セレクター切り替えのボタンを押しても、
なにも反応しない。


そもそも「んごおおおおお」という断末魔の叫びすら聞こえない。
どうやらとどめを刺してしまったようだ。
完全に逝かれてしまった。



南無。。。。。。。。。。。



そして、こいつとも不仲が続いており、
半年ぐらい遊んでいない。
機嫌のよいときにしか、CDを読み込んでくれない我儘なやつだ。


おまえら、おぼえとけ。


わしにはあと数週間後にボーナスがはいるんじゃ。
きれいさっぱり別れてやる、そして新しい恋人をむかえてやるからな。