嫌い嫌いも好きのうちっていうのは、嘘だと思う

はてなの人気エントリで、
嫌いな音楽について書かれているブログが話題になっている。



GReeeeNとか遊助とかファンキーモンキーベイビーズとかね。
写真に写っている子供の表情とか、素敵だと思います。



ジャンルや主義主張は異なるけど、
多幸感を与えるという意味ではどっちも一緒かと。


トラックバックするのも嫌なんで、
URLは載せないけど、その文章を読んでなぜか少しだけイラっとした。


それらのグループを嫌いって公言していた人が、
普段どんな音楽を聴いているのか興味がわいたので、
ブログを遡って読んでいったところ、
ポストロックやエモ、ややアングラな日本語ラップとか聴いているようで、
あー、やっぱり。
聴いている音楽が予想していた通りだったので、妙に頷いてしまった。
ブラックメタルしか聴かないとか、極端に偏った音楽の聴き方だったり、
偏屈さが垣間見えていたりすれば説得力があってよかったのに。


別に嫌いな音楽をdisったりするのは個人の自由ですけど、
「俺が聴いている音楽はオシャレだし、センスもいいぜ」
っていう自己顕示欲や排他的思考みたいなものを勝手に感じとってしまい、
それがイラっとした理由なのかもしれない。
薄っぺらいと言われる歌詞が嫌いな人は多いかもしれないけど、
かと言って、政治的な歌詞ばっかり聴きたくないし、
陰鬱な歌詞ばっかりもそれはそれで辛い。


なので私は適度に
会いたくて震えて欲しいし、
翼だって広げて欲しいし、
最後に愛が勝ってもいいと思ってます。


と、GReeeeNの「キセキ」をYouTubeで再生しながら、
ノリノリでいま文章を書いています。


いい曲だと思うけどな、これ。
急にはいるラップの部分とか、ベタすぎてグッときませんか?


あと、もういっこブログを読んでいてやだなーって思ったのは、
バカにしてるからあえてなんでしょうけど、
「ファンキーモンキーなんたらとか」ってグループ名をはしょって明記してたけど、
「なんたら」の四文字を入力する手間をかけるのなら、
「ベイビーズ」まで書いちゃえばいいのにね。
disるんだったら、せめてそのくらいはフォローしてあげてほしい。
と言いつつ、自分もたまにそういう書き方をしてしまうので、
気をつけようと思った。



さて、私はこの方のように、嫌悪感をいだくほど嫌いな音楽ってあったけ?


ということが気にかかり、
自分のブログの検索フォームから「嫌い」というキーワードを入力し、
検索をかけてみました。


過去539回ブログを投稿していた中で、
「嫌い」と断定して書いていた記事は二つだけで、


ひとつは音楽雑誌の「ロッキング・オン」と、
もうひとつは音楽ライターのレビューで「おもちゃ箱をひっくり返したようなサウンド
という言い回しのことについて腹を立てていたようだった。


検索をかけて気づいたことがあって、
「好き嫌いわかれる」という言い回しを自分がわりと多用していた。
(この表現ってどっちつかずでずるいよね。。。)


そもそも世の中、大雑把に好みを分けると

好き
普通
嫌い


の三つでしかなく、アーティスト(商品や作品に置き換えてもいいけど)にとって
普通という印象が一番最悪で、むしろ人に嫌悪感を持たせるほと特徴があるってことは、
それと同等にそれを好む層もいるはずだし、戦略としては成功している手法ですよね。
まぁ、賛否が分かれる時点でその商品は話題になっているということなので、喜ばしいことです。
たいして話題になってなかったり、認知されてないもんに、わざわざ文句言う気にもならないだろうし。



そして私は案外嫌いなことが少なくて、びっくりしたが、
もちろんイラつく(嫌い)こともあります。



これだけは、絶対に許せない。
こういう持ち方をする神経がほんと腹立ってしょうがないや。