ディテールがたくさんつまっているものって、見ていて面白いよね
肉眼で、もちろんみたことないけど、
あたかも土星のような輝かしい光を発しています。
うっすらと刻印された「K」の文字は、
オリンピアで活動しているK RECORDSとはなんも関係ありません。
まるで美輪明宏の髪の色の如く、
神々しいまでのイエロー綿糸で、艶やかなV字を描く。
人間は隠されているものに価値を見出す愚かな生き物です。
出てきなさい、そしてその素敵な表情をみせてごらんなさい。
隠しリベットさん。
これは哲学だ。
まっすぐに生きなくてもよいという表れ。
あるべき場所に納まらなくても良いというメッセージが籠められているのかもしれない。
湘南乃風が歌う応援歌よりも、私の胸には響きます。
そんな素敵なベルトループずれ。
興味のない人からみたら、
ただの不気味なおっさんの独り言です。
さっき、ジーンズを買ってきたんです。
ダブルエックス(XX)
です。
このブログで数年ぶりに赤文字の登場です。
そのぐらいテンションがあがっています。
パッチが残ってないので、判別が難しいですが、
・ボタン裏の刻印 K
・隠しリベット
・グリッパージッパー
・501より細めのシルエット
から考慮するに、
1962〜1967に生産された551ZXXかと思います。
それが
なんと
13,800円(税抜き)というリーズナブルな価格で売られていました。
もしね、あなたが一軒家に住んでいたとしてさ、
梅雨の時期で、外は雨。
仕事からの帰り道で、可愛い子猫が段ボールの中から物憂げな目をして「ニャー」と叫んできたら、
拾って育ててあげようと思いますよね。
えぇ、私もね、ガラスケースの中から「ニャー」という鳴き声が聞こえてきたんです。
えぇ、気持ち悪いこと言っているのは承知してますよ。
えぇ、とにかく買わないという選択肢はなかったんですよ。
ただね、フロントはリペアがかなりされていて、
ボロボロの状態ですが、
この雰囲気はレプリカにみられるダメージ加工のようなあざとい処理もなく、
まるでダメージ加工のサンプルにしてもよいぐらい素敵なボロさ加減です。
ですが、妻から「あんた、30後半の歳してそんな汚いジーンズ穿くの?」
(内心「男のロマンじゃぼけ、女にわかるか!たわけがっ」と頭の中で反論)
という冷たい言葉をかけられたので、
明日、ジーンズのリペアに行ってこようと思います。
傍から見たらアホかと思われますが、
リペアの予算は15,000円です。
興味ないかもしれませんが、
リペアが終わったら、また報告したいと思っています。
試着したところ、レングスが短かったので断念しましたが、
ダメージも少なかったので、オススメです。
30インチぐらいでした。