完・あたしサンラ 6才

2012年になった。

今年はどんな一年になるのだろうか。
過剰な希望や期待なんてものはとくになく、ただただ平穏に暮らせることができるのなら、それが本望だ。



こいつ(サンラ)は年が明けても相変わらず舐めた姿勢で寝ていて、つくづくこの自堕落さに惚れ惚れさせられる。
写真は今年の夏に撮ったものなので、舐めた姿勢で寝ている写真を数点撮って新年のブログに載せようと思っていたのだが、
それは叶わぬ夢になってしまった。


2012年1月4日12時過ぎ。
サンラが亡くなった。
6歳半だった。
人間の年齢に例えるなら65歳ぐらいだ。


昨晩急に様子がおかしくなり、朝一で病院に連れて行ったら、
肺水腫と診断され、なにもかも手遅れだった。
ウサギはぎりぎりまで具合の悪い様子を見せない動物なので、気づいた時には既にサンラの体調は限界に達していた。
病院で点滴を打ってすぐに亡くなってしまった。


10時に病院に行き、
12時に亡くなり、
16時に葬儀屋で火葬


心の準備があったとしても、それはそれで計り切れない辛さがあるだろうけど、心の準備をする間もなく、
具合が悪くなってから、数時間後に亡骸になってしまったことはとてもじゃないけど耐えられない。


ウサ友のA夫婦の旦那にサンラが亡くなったことを伝えたら、旦那の代わりにA夫婦の嫁からメールが届いたのは火葬後のファミレスで食事中だった。
メール本文にあった「サンラはあなたたちに育てられて幸せだったと思うよ」というフレーズが真っ先に目に入り、その箇所を読んだだけで妻と私の感情は破たんし、号泣した。
とてもじゃないけど、ファミレス店内では続きが読めそうにない。
古舘伊知郎が「おしゃれカンケイ」内のコーナー「16小節のLOVE SONG」で読みあげてくれそうな内容だった。
A夫婦、ファミレス店内で読めないような泣けるメールを送るんじゃねーよ(ありがとね)。


葬儀屋の祭壇にはアイツがまだイケメン(女だけど)だったこの写真を置いてきました。



やつがいないケージは部屋に残ったままだ。
小さな黒いウンコと、トイレ以外の場所に放ったたくさんのオシッコの染み。
普段なら鬱陶しく感じる小屋の掃除だけど、今はこのウンコですら愛おしい。


さて、明日からどうすっかな。


クラムボン - シカゴ

おそらく家で一番聴いている曲なので、必然的にサンラも無理やりたくさん聴かされた一曲。
たぶん、サンラもクラムボン好きだったと思うよ。というのは飼い主のエゴかも。。。