なんでハードコア好きなの?って訊かれたら。

ここ数年、ハードコアを聴くとすぐに疲れてしまうような軟弱な体質になっていたので、意図的にあまり聴かないようにしてたんですが、どうやら最近は気持ちよくハードコアを聴ける周期に入ったみたい。


the locust-teenage mustache

LocustやSPAZZの動画をモニターの前で小刻みに揺れながら一人侘しく盛り上がって観ていたら、嫁からハードコアの何が良いのかまったく理解できないといった発言をされた挙句、人を試す感じでハードコアがどんだけ素晴らしい音楽なのか分かり易く説明して欲しいと言われる。語彙の少ない私は説明に行き詰った結果、「素晴らしい音楽を語る上で中途半端な説明や理屈云々はまったく意味を持たないから、音を聴いて純粋に好きだったら聴けばいいんじゃない?」といった稚拙な感じで返事をしてみたんだけど、嫁はその発言を軽く聞き流していました。そもそも音楽の嗜好なんて食べ物の好き嫌いと似たようなもんだから、カレーが好きなのは美味いから。キュウリが嫌いなのは不味いからといった簡潔な表現の方が伝わるよね?
日本人は和食(Jポップ)メインで飯を食っている人がたくさんいて、和食よりも洋食(洋楽)が好きな人もいるし、まれに民族系とかマニアックな食べ物が好きな人もいて、酷い人になると飛行機に乗って現地までグルメツアー(レコードの買い付け)に出掛けてしまう人もいる。で、カレーに戻るけどカレーが好きな人に「なんでカレー好きなの?」って訊いたところで「味が好きだから」とか「美味いから」といった個人の味覚でしか判断できない返事が返ってくるのは至極当然であって、わざわざインドの歴史から遡って何故カレーが好きなのか、スパイスに何を使用したのかといったディティールを事細かに長々と説明されてもダルいだけだよね。
でもな、ダルいと言い放ったばかりでさっそく矛盾するけど、歴史や時代背景に関連させて音楽の話をしたり、長文で偏狭的な音楽批評を読んだりすること自体嫌いではない。自己陶酔しきった文章(このエントリ含めw)もブログで読む分には許せるけど、それが商業誌になると別問題。嫌いなんです、ロッキングオンが。あの雑誌、カルト臭漂っていて、メンヘラな信者が多い(アンチも多いけど)。かなり個人的な偏見で物言ってますが、あんな雑誌読むんだったら、個人ブログのディスクレビュー読んだほうが余裕で楽しいぜ。ってな訳で好きか嫌いかの話をしていたら最終的にロッキングオン批判で落ち着くという結論に。珍しく辛辣な発言してみたけど、「つまらないブログを書いているお前なんぞに批判されたくないわ!」と保守的な私は前もって自分に突っ込み入れておきます。


どうでもいいことをダラダラと書いてしまいましたが、今日はREVOLUCION Xを聴こうぜっていうエントリです。

REVOLUCION X - Politica Y Esparcimiento
REVOLUCION X - EZLN


http://anarkojunk.blogspot.com/search/label/Revoluci%C3%B3n%20X

個人的に大好きなハードコアバンドのベスト10に入るであろう、メキシコのポリティカルハードコアバンド、REVOLUCION Xの7インチが2タイトルアップされているのを発見。いずれ手元の7インチをPCにぶち込もうとしていたから、作業せずに助かりました。

私はデスメタルのような低音ヴォイスが苦手で、こんな感じの甲高い声の絶叫ヴォーカルが好きなんです。


Revolución X - No Grapes! / Salinas Asesino / Orem E Progresso

テンションたけー。スペイン語は分からないけど、きっと難しいこと歌ってるんだろうな。