メキシコの音楽

妻が最近「メキシコに旅行しよーぜ」と唐突に私に言ってきた。
私は「治安悪いから無理」とそっけなく返事をした。
そんな妻に今回のエントリを捧げます。



■メキシコの麻薬戦争と麻薬ビジネスの戦慄すべき実態を物語る衝撃的な写真集
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20101103_drug_wars/
※リンク先、エグい画像多数のため閲覧注意
ちょっと前のはてブでこの記事を読んだ。
前後して、メキシコのギャングが凄まじ過ぎるといった内容のエントリもたまたま目にしていたので、私のなかで「メキシコ=おっかねー」というイメージが定着してしまった。



チカーノ(メキシコ系アメリカ人)
こういう人がたくさんいるイメージ。


ヨハネスブルクが治安悪いとか話題だけどメキシコのフアレス市とかの方がもっとやばい。
http://2r.ldblog.jp/archives/3286110.html

この記事に関しては、リンク先のURLをひとつもクリックする気になれないし、ならない。


■メキシコの貧困地域で広がりつつある死神信仰
http://www.afpbb.com/article/life-culture/religion/2079369/696134

笑えない・・・。


■メキシコは危険な国なのか?
http://allabout.co.jp/gm/gc/184935/

そしてこの記事を読んで、少し安心する。


これらの記事を読みおえて、メキシコ人はどんな音楽を普段聴いているのか気になったので、検索をしてみたら下記の記事が該当した。



メキシコで「反エモ」:音楽集団への暴力が拡大、機動隊も出動
http://wiredvision.jp/news/200804/2008040221.html


最近ではエモと言っても、90年代に話題になった文系がやっているエモーショナルなロック(FUGAZIとかSUNNY DAY REAL ESTATEなど)とは意味合いが変わってきて、ヴィジュアルとメロコアの中間的な雰囲気のバンドがエモと呼ばれている。


記事を読んだところ、

「彼らはエモでいることの権利を守るために組織作りをしている」


エモと呼ばれているいる集団が反暴力を訴えているそうだが、パンク、メタルファンから暴力で反応されている悲しい現実があるようだ。


これらの出来事と比較すると、日本のバンドは随分と平和な環境で活動できているように思う。いまから20年前ぐらいに、NUKEY PIKESやBEYONDSらが中心になった企画「ネオハードコアテイル」の活動は命がけだったそうで、壮絶な現場だったようです。(私の生命保険の担当だった方がこのシーンで活動していた人だったので、具体的に話を聞いたことがあります。)


http://www.unkar.org/read/toki.2ch.net/punk/1238090871

ここにちょろっと「ネオハードコアテイル」についての書き込みがありました。



メキシコのバンドでまず頭に浮かんだのが、ヒップホップとバンドサウンドを融合させた俗にいうミクスチャーサウンドのmolotov。当時、インターFMでパワープレイされていたのでよく聴いていました。スペイン語のラップは聴いていて心地よいけど、リリックの内容はかなり政治的だった記憶が。

molotov - gimme tha power



DESOBEDIENCIA CIVIL - Liberacion (1993 Live)

男女ツインボーカルのアナーコーパンク。
これはしびれる。ぜひとも歌詞を読んでみたい。



このエントリを機にメキシコで活動している様々なジャンルのアーティストを掘り下げてみたいと思った。メキシコ以外にも世界には魅力的なアーティストがたくさん存在していて、それらの作品を聴けずに過ごしてしまうことは残念ではあるけれど、世界中の音楽に30歳を過ぎてもいまだに興味を持つことができていて良かったと思う。



Donde Jugaran Las Ninas (W/Dvd)

Donde Jugaran Las Ninas (W/Dvd)