今日は音楽とファッションについて書いてみようと思います。
そう思ったきっかけが↓の動画。

Steel Heart - She's Gone


パワーバラードの名曲「She's Gone」。
全米が泣いた・・・。


無意識に、いや意識的に記憶から葬り去っていたけど、私が高校生だった頃、友達の影響でHR/HM専門の音楽雑誌「BURRRN!!」を数回購読したことがある。
電車内、iPodでガンズを聴いていたのがきっかけで、不意に当時のそんな恥ずかしい記憶が甦ってきたもんだから、ついつい薄気味悪い笑みを一人で浮かべてしまった。



[写真:STEELHEART]

「ボタンはかけるのではなく、外すもんだ。お前にもいずれ理解できる時が来るさ。」と言わんばかりの表情で、剥き出しになった裸体の胸元にはクロスのネックレスが光り輝いている。Gジャンはもちろんノースリーブで、ジーンズはタイトに穿きこなす。そして髪型は潤いのあるロングヘアー。

ヴィジュアルが完璧すぎるぜ。


彼らを始めHR/HM系のファッションセンスは独特で毒々しく、時には若干痛々しくもあるが、目を見張る何かがそこにある。美的センスのない私には到底真似できるファッションではないということを前もって断言しておくことに。視点を切り替えてじっくりとファッション見つめていると、段々と心が清々しくなっていくような危険な魅力が潜んでいる。・・・かもしれない。



見るからに平和そうな住宅街を背にし、サタニズムに傾倒した若者が二人。
今後自分に娘が生まれたとして、たくさんの愛情を注いで成長していった娘が、いつのまにかブラックメタルに陶酔し、黒魔術に目覚めてしまったら、私は娘になんて声を掛けたらいいのだろうか・・・。
間違っても「お父さんにもMayhemの曲、少し聴かせてくれないか?」なんてことは絶対に言えないし、言いたくもない。




ここからは私のちょっとしたファッション遍歴になります。
かれこれ10年以上前、パンクが好きだった私は当然のようにパンクファッションを意識し、それなりに格好をつけていた時期があった。


[写真:Casualties]

格好をつけていたと言っても、鋲ジャンやボンデージパンツのような派手なファッションには抵抗があり、私が好んでいたのはもっと地味なファッションだった。




[写真:MINOR THREAT]

シンプルでかっこいい。




[写真:NAUSEA]

本当はクラスト系のファッションに憧れていたけれど、私にはポリティカルな思想もなく、菜食主義でもなかったので手をだせなかった。
ただ今思うとクラスト系はお洒落な人が多かった。UNDERCOVERの高橋盾もかなり影響を受けていたかと思われる。



[写真:MODEST MOUSE]

で、現在はこんな感じのファッションをしている。
普通のアメカジです。
あまりMINOR THREATの格好と差がない気もするけど。


時間のあるときにもっと細かく音楽とファッションの関係性について分析しながら書いてみたくなった。