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あんまり書きたくなかったけど、土日で大負けしたので今日はパチンコについて。
「なんかしらんが今日はパチンコで勝てそうな気がする。偶然時計をみたら3時33分だったし、星座占いランキングも一位だったし。」そんなポジティブなモードで打ちに行くと、やつらは骨の髄まで容赦なく私をフルボッコにしてくれる。かといって煩悩を振り払い謙虚な気持ちで挑んでも結果的にはボコられてしまう。
結局パチンコなんて勝ち目のない時間を無駄に費やすだけの非生産的な娯楽なんです。
そんな非生産的な娯楽にどっぷりと嵌っているのは、私を含め社会的ヒエラルキーの底辺にいる人間ではなかろうか。一攫千金(勝ってもせいぜい10万ぐらいだけど)を夢見てついつい足を運んでしまうのである。
基本的に金持ち(和田アキコ以外)はパチンコなんてアホくさくて打たない。ハイリスク・ローリターンでイメージが醜悪なパチンコよりも、株やった方が知的で現実的でしょ。
でもね、負けると分かっているけど打ちに行きたくなってしまうのがパチンコの怖いところ。最近のパチンコは遊戯とか言ってられないぐらい驚愕のスピード(1000円が5分で消える)で現金が回収されていく。警察官僚の天下り先として有名な全日本遊技事業協同組合連合会は、まったく手軽に遊べないパチンコに「遊パチ」なんていう胡散臭い名称をつけて、ユーザーから膨大なお金を搾取し続けている。遊戯として楽しめないパチンコはもちろん娯楽として成り立つわけもなく、パチンコ店内は負けている人の「僻み、妬み、嫉み」などあらゆるマイナスの感情が蠢き、射幸心を煽られ続ける最低最悪な空間になっている。憤怒の形相をしながら台を打っているオッサン、オバサンらの姿を客観的に見る分にはとても滑稽なのだが、かくゆう私も負けている時は痛々しい表情をしながら打っていることに間違いはなく、その姿を想像するだけで泣けてくるのである。
畜生。パチンコに対して憎悪の念が沸々と込み上げてきました。
市場規模が年間30兆円とされるパチンコ産業の跋扈に誰か終止符を打ってくれないか。
いっそお隣さんの韓国のようにパチンコを廃止にしてくれたらどんなにいいことか。
- 作者: 溝口敦
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この不景気のご時世、日本経済のためにではなく私の大切なお金が北朝鮮に送金されてしまうのかと思うと腸が煮えくり返ってくる。と流れで書いてみたが、実際のところ大して煮えくり返ってはいない。
パチンコで負けた私は意気消沈した気持ちのまま嫁さんに頼まれた買い物をするためにスーパーに立ち寄った。
頼まれた商品はコーラと食パン。
この日のオチはこんなところにあった。
どんなに台を移動しても大当たりを引けなかった私が、いとも簡単に確変数字の「333」を引いたわけである。
目にはうっすらと悲哀の涙が浮かび、スーパーから家路に向かった32歳の私には真冬の寒さがとても身に応えたのであった。