強烈な印象を残す人々との出会いと別れ

ポテトチップスが喰いたくて、会社のすぐそばにあるローソンまで出向く。黒髪のロングヘアーのお兄さんがレジを担当。愛想も態度もごく普通な接客だったので、お兄さんがどんな顔をしているのかなんて、まったくもって興味が沸かず、そそくさと会計を済ますためにお金を渡そうとしたら、あら、やだ。ちょっと待って。思わず吹き出しそうになったじゃない。お兄さんの右手の甲には「殺」、 左手の甲には「MUST KILL」ってマジックで落書きしたあとが残っていたよ。「ありがとうございましたー!」なんてそっけなく言ってるけど、あなたの手には恐ろしいフレーズが書かれているじゃないの。なんてユーモアに富んだ接客スタイルなんだろう。口では言えない感情を手の甲にたくす。漫画の世界観みたいで、お兄さん、あんた愉快すぎる。
次にお店に行ったら、じっくりと顔をチェックしておこう。


こんなアー写で悪そうな人たちだけど、実は実家暮らしで両親と仲良かったりするんだよな。


ローソンまで行く途中、たぶん70代ぐらいのおじいさんがRUN DMCのTシャツを着ていたのを目撃。Tシャツをパンツインさせた着こなしは、とても素敵だったけど、Tシャツの入手経路が非常に気になる。そういえば、ちょっと前にRUN DMCのTシャツを着ていた小学生もローソン近くで目撃したな。世の中、不可解なことがたくさん。


自分が歳とっても、こういうアティチュードは貫きたいもんである。って一瞬思ったけど、年相応な生活スタイルでいいや。


不可解といえば、昨日も変な人を目撃したばかり。徹夜明けの始発待ち。新宿駅のホームで地味目なギャルが、柱に貼られた「落とし物はなんたら」って書かれた緑色のシールを10分以上かけて、一心不乱で剥がしていた。ギャルの足元には剥がれたシールがたくさん散らばっていて、妙におぞましい姿であったけれど、ケミカルなもんでも喰って、覚醒中だったのかしら。もしくはカサブタを剥がすフェチみたいな、快楽がそこにあるのかもね。わたし、カサブタ剥がすの嫌いだけど。


街中で見かけた個性的な人たち。ここ数日でこの密度。引き続きこのような人たちを遠めから、けっして巻き込まれることなく、観察していきたい。


Lucy In The Sky With Diamonds - The Beatles